- AW11 MR2の中古車を維持してみての3年間
- AW11 MR2の諸元
- MR2は危ないのか?事故しやすい?
- 【最重要】錆関係チェック項目
- 【普通に確認】エンジン・電装関係
- 内装のチェックポイント
- NAかスーパーチャージャーか
- Tバールーフかノーマルルーフか
- 購入するお店
- 変えておいたほうが良い部品、変えた部品。
- プラグコード
- プラグ
- シフトブーツとシフトノブ
- クラッチ・ブレーキペダルのゴムの交換
- 全平型ヒューズ
- リレー
- ヘッドライト + LEDバルブ
- ボンネットエンブレム
- 燃料キャップ
- ホイール塗装修理
- フロアマット
- Cピラーのプラスチック部分
- ボンネットのクッションゴム
- エンジンヘッドカバーの塗装修理
- エアコンの輪っか
- タイヤ
- メーターのLED
- ウインカーリレーの交換と、バルブを全部LEDに交換
- ドアノブのハンドル後ろのプラスチック
- Tバールーフのウェザーストリップ
- ルームミラー
- ウインカーレンズ
- バッテリートレイ
- ルームランプのカバー
- 湿気取りの設置
- 内装の毛羽立ち・毛玉を取る
- エアコンコンデンサ
- 車両火災に備えて小さい消化器を設置しました
- シールはがしで劣化したステッカーを剥がして貼り直し
- フロントガラス
- リアスピーカー交換
- バッテリーのプラスターミナルの交換
- アーシングの配線をきれいにした
- 2022年10月 エンジンブローからのエンジンオーバーホールをしました
- 2023年2月追加 リアスピーカーを交換した
- 2023年2月追加 バッテリーターミナルを交換した
- 2023年2月追加 エンジンルームのアーシング配線をきれいにした
- 2023年2月追記 アイドリングが不安定な件を調査
- 2023年3月追記 電動ファンが回らない
- 2023年5月追記 運転席側のワイパーブレードの長さを長くした
- 2024年8月 ヒューズボックスのシールを張り替え
- AW11 MR2は壊れやすいのか?
- まとめ
- 別の自動車のこと
AW11 MR2の中古車を維持してみての3年間
AW11 MR2 を購入してから約5年経過しました。ぼちぼち故障はあったものの、基本的に年式にしては良い状態だと思います。今なお価格も上昇していて、良い買い物でした。
そこで、中古を選ぶときに気をつける部分をまとめてみました。
端的に書くと、「とにかく車体の錆の状態に気をつける」ことが最重要事項です。
古い自動車なので、一定故障は仕方ないと思います。ボルトが錆びて折れたりするのも一定仕方がないです。とはいえ、エンジンまわりはAE86とほぼ同じ4A-Gなので、最悪チューニング屋さんがなんとかしてくれそうな予感です。いろいろノウハウもあって、安心できます。
ブレーキ周り、足回りも社外品がぼちぼちあるので、今のところなんとかなりそうです。
ただ、本体の錆が酷すぎると手の施しようが無くなってしまうので、とにかく車体の錆の状態だけはきっちりとチェックしておいてください。酷すぎる錆の場合、維持にかなり苦労すると思います。
レストア済みの車両に関しても、元の状態がどんなだったのかを聞けると良いと思います。錆びまくった車体を直したものだと、やはりどうしても脆くなってしまうものです。
あと、最低限屋内の車庫は必須だと思います。外置きの場合、維持は厳しいと思います。
2023年現在、もう手を入れていない箇所は殆どない状態になりました。かなり安定感が増しています。古くてもしっかり整備していれば、安心してドライブすることができると思います!
AW11 MR2の諸元
いろいろ紹介する前にAW11の諸元や燃費をまとめてみます。
発売時期
前期型は1984年に初期型が発売、最終1989年9月とか10月ごろまで後期型が発売されています。私の個体は1989年9月登録の最終型のAW11 MR2 G-Limited、Tバールーフ(ハーフミラー仕様)のモデルになります。何度か後期型でもマイナーチェンジをしているみたいなのですが、情報が古いのでよくわからんですね。前期型と後期型の二つくらいの認識で大丈夫だと思います。
現在、中古市場にあるのは基本的に後期型が多いかと思います。
エンジン
NAとスーパーチャージャーの2種類のエンジンがあり、NAはエンジン形式が4A-GELUの130馬力、スーパーチャージャーはエンジン形式が4A-GZEの145馬力となります。ただ、昔の計測方法(グロス)だと思うので、実際はもっとパワーは少ないです。
今乗っている車体は、NAの個体になります。車体が軽いのでそんなにパワー不足は感じないです。アクセルを全開にしても怖い加速をすることはない感じで、必要十分な感じです
車体のサイズや燃料タンクの容量
車体サイズは以下のような感じです。
全長×全幅×全高 | 3.93m×1.67m×1.25m |
---|---|
車体総重量 | NA 1060kg/ スーパーチャージャー 1190kg |
タンク容量 | 41リットル |
最小回転半径 | 4.8m |
とっても小さいです。室内の感覚としては最近の軽自動車よりも少しだけ大きいかな、くらいのサイズ感になります。そして、少しだけスーパーチャージャの方が重たいです。
燃費
燃費は大体実測14km/L~19km/Lくらいの感じで遷移しています。10km/Lを割ることはないです。タンクの容量を考慮すると、安心して走れるのが満タンから400kmくらいです。毎回、満タンから400km前後走ったら給油しています。
そのほか仕様の有無
そのほか仕様の違いは以下の通りです。
オートエアコンの有無。オートエアコンがオプションで選べました
Tバールーフとノーマルルーフ。Tバールーフの個体が多いですが、いまとなってはノーマルの方がよかったかもですね。。雨漏りで困っている人も多いぞ。
ADパッケージ。どうもアブソーバー周りが変わっていたりします。ノーマルの場合は分解してカートリッジだけ交換できるアブソーバーになります。ADパッケージの場合は非分解式のアブソーバーになります。もう年式的にADパッケージの非分解式のアブソーバーは抜けきって機能していないので、捨てるしかないです。
ノーマルの場合は、KYBから交換式のアブソーバーが販売されています。純正のまま維持したい場合は、ノーマルのカートリッジ式の方がおすすめです。
車高調もたくさん販売されているので、困ることはないと思います。
MR2は危ないのか?事故しやすい?
よく、「ミッドシップでハンドリングが鋭くて、危ない」とか言われています。ですが、実際そんなことはないです。とても安定していて、怖い思いをしたことはないです。
確かに急ハンドルなど急な挙動変化が発生するときは危ないかもしれないですが、どんな車でも急ハンドルは危ないのではないかと思います。そのレベル感ですね。基本とても安定していて、不安な要素はほとんどないです。
普通に乗って、普通に運転してる分には特に何も起こらない。高速道路120km区間で120km/hで走行しても怖さは一切ないなく、安定している感じがしています。
いま、整備をしているAZ-1はちょっと怖いです。
【最重要】錆関係チェック項目
とにかく、本体の錆を気をつけてください。多少の錆や、穴は許容範囲です。明らかに錆びて無くなってしまっているような感じの個体は避けてください。
Aピラー下の錆
青い枠の部分が錆びます。上から砂やら葉っぱが入り込んで、腐葉土と化して錆びていきます。酷くなると、腐って無くなってしまっていることもあります。ドアを開けて、隙間から状態を確認してください。
あと、定期的に掃除しておきましょう。
第一メンバーの錆
ラジエター、コンデンサを支える部分です。こいつに水がかかるので、とにかく錆びます。私の車両は錆びて落ちそうだったので、FRPのものに交換してもらいました。
2021年4月現在、在庫がないみたいです。再販プリーズ
またこの部分を交換すると、基準的に「修復あり」になります。もし、この部分の修復で「修復あり」になるなら、きれいに直してもらっているのであれば購入はありだと思います。
この年代の自動車になると、現状最優先です。
リインフォースメントの錆
ここもよく錆びます。錆びていない個体はほぼ無いと思います。フロントのボンネットを開けて、隙間から確認できます。とはいえ、もう新品はないので、「酷すぎない」状態で落ちなければOKくらいに思っておくくらいが良いとおもいます。
最悪、リインフォースメントを外して、こちらのFRPバンパーに変えてしまうのもありです。
リアトランク下の錆
リアトランクのマットを剥がした下を確認します。マフラーの上になります。下から覗くと、錆の状態がわかると思います。できれば、剥がして確認できると良いです。
マフラー関係の錆
フロントパイプ、マフラーともに錆びます。年式的に穴が空いていることが多いです。修理はほぼ不可能な状態が多いみたいですね。
以下から社外品の新品が購入できます。
現在、穴が空いていなくても予防的に交換しても良いかと思います。錆びて穴が空いています。
フロントガラスの下の錆
フロントガラスの下側が錆びます。長年水が染み渡って中から錆びていくみたいですね。今回は、クールベールに交換してもらったついでに錆の修理をしてもらいました。
あと、フロントガラスをクールベールに変更すると、紫外線をカットしてくれるらしいので、ちょっとだけ涼しくなります。
こんな感じに錆びています。
【普通に確認】エンジン・電装関係
異音などの基本的なことのチェックはもちろん、以下をチェックすると良いと思います。とはいえ、古い自動車なので、交換前提で考えておくと良いでしょう。
アイドリングが高い
4A-Gの持病になります。ISCV的なやつが閉じきらず、アイドリングが高い症状がでやすいです。私の個体も、少し調子が悪いですが許容範囲内です。
こうなると、以下のような補修が必要になります。無理やり空気の流量を減らす感じです。先人の知恵です。本当に感謝ですね。
ディストリビュータのオイル漏れ
ここも4A-Gの持病になります。オイルが漏れている場合は、ディストリビュータの交換をしたほうが無難です。
スターターモーター
ここもよく不具合を起こすみたいです。暑い日にセルが回らなくなったりするみたいですね。音で確認すると良いでしょう。古い軽トラックみたいな感じの音なら、一回も交換されていない可能性が高いです。
変になる前にリビルト品に変更しておくと良いでしょう。
オルタネータ
古いクルマにありがちな部分です。交換した形跡がないようであれば、早めに交換してもらってください。雨がふると雨粒がオルタネータに上から下からかかる感じの配置になっています。特に気をつけましょう。
部品自体はリビルト品が出回っているので、心配ないです。
各種ベルトとウォーターポンプ
タイミングベルトの交換履歴次第では、きちんと交換してもらいましょう。超重要です。また、ベルト関係も交換履歴がない場合は、交換してしまいましょう。タイミングベルトを交換してもらうなら、ウォーターポンプなども一緒に変えておいてもらいましょう。
リトラクタブルリレー
パカパカ何度か開けたり、閉めたりしてください。きっちり閉まるか確認してください。リレーが調子悪いと、閉じなかったり、中途半端に閉じたり、左右で時間差があったり、、色々症状がででます。
一旦、中古で予備を購入しておきました。どうも、基板上の半田割れやコンデンサの液漏れなど発生して壊れるようですね。
エアコン・電気負荷アイドルアップのチェック
電気負荷(空調のファン、ヘッドライト、ストップランプなど)をかけると、マニュアル車両の場合アイドリングが少し上昇します。アイドリングが上がらない場合、電気負荷VSVが殺されている、または故障している可能性が高いです。
また、エアコンを作動させると更にアイドリングが上がります。以下の基準で見ると良いと思います。
無負荷状態
800rpmくらい。これ以下の場合は、アイドリングが低すぎます。
電気負荷ON
1000rpmくらい。
エアコンON
1200~1300rpmくらい
ECUの修理歴
わかるのであれば、ECUの修理歴を確認しましょう。私の車両は、1回コンデンサなどの全打ち直しを行ってもらっていることがわかっています。
燃料ポンプの交換歴
AW11 MR2の燃料タンクは、シートの真ん中の盛り上がったところに収まっています。結果点検やらが非常に面倒臭いです。燃料ポンプが交換された形跡がないのであれば、予防的に交換しておくのがよいと思います。
エアコン
これも古いので、基本的に故障するとおもいます。私は以下の電装屋さんで修理してもらいました。ガスが漏れて、コンプレッサーがロックして故障しました。
内装のチェックポイント
AW11 MR2の内装でのチェックポイントは、まずとにかくニオイに気をつけましょう。なんか生臭かったり、雑巾臭い感じがする場合は、雨漏りしてシートやら内装が臭っている危険があります。酷すぎるものは避けるようにしましょう。
あと、AW11 MR2の内装でよく壊れているところはここです。壊れている個体がほとんどで、壊れていなくても脆くなっていて、触っただけで割れたりします。部品もないので、もう仕方がないですね。
助手席のエアコン吹出口の輪っか
エアコン吹出口の輪っかが割れます。プラスチックな上、結構力のかかるところ、窓ガラスの近くで紫外線にやられる。という悪条件が揃っています。割れていなくても、拭いただけで割れたりします。
私のやつは、元は割れてなかったものの、軽く拭いたらバラバラに割れました。
2023年、3Dプリンタを導入したのでエアコンの輪っかを作成しました。きれいにできたよ。
サイドミラーの付け根の三角形のプラスチックのやつ
室内側のミラー付け根部分の三角形のプラスチックの取り付けの爪が割れます。とにかく割れていない個体は無いでしょう。これは、ブチルでそっと止めています。これも、アメリカにリプロ品あるみたいですね。
ダッシュボード、時計の上の割れ
わたしの個体は割れていないですが、ここも結構割れるみたいです。材質がプラスチックというか、ダンボールというかそんな素材で、長年の湿気を吸って割れるみたいです。
シートの真ん中にある小物入れの蓋
私のやつはもげました。。。これ、修復の方法もないので、地味に大変です。
ゴムの部品類
金属製ならまだ何とか、プラスチックもFRP屋さんにお願いすると高いですが何とかなりそうです。ただ、ゴム類はどうしようもないことが多いです。なので、ゴム類の部品は交換されていないようであれば新品出る部品は交換してしまいましょう。
取り急ぎ、以下は変えてあります。
サスペンションのアッパーマウント(フロント・リア)
テールランプ部分のガスケット
フロント・サイドのウインカーのゴムのガスケット
Tバールーフのウェザーストリップ
NAかスーパーチャージャーか
個人的にはNAをおすすめします。理由としては、スーパーチャージャーの部品の分、欠品が発生したときの維持が大変になるからです。
スーパーチャージャー搭載のほうがパワーはあるのですが、とにかく古い車両です。維持を考慮すると、故障の要素の少ないNAのほうが維持しやすいのでは。と思っています。
Tバールーフかノーマルルーフか
これは、できればノーマルの方がよいと思います。NAかスーパーチャージャーかのところでも書いたように、最終的に「壊れる要素の少ないもの」の方が維持しやすいです。
Tバールーフだと、雨漏りの心配が常にあります。ただ、ノーマルルーフの個体はほとんど出回ってないみたいですね。
購入するお店
専門店があればよいのですが、そんなに多くありません。なので、基本的に街の中古車やさんで買うことになると思います。古い自動車を多く扱っているような所のほうがよいでしょう。
変えておいたほうが良い部品、変えた部品。
今まで変えたもの一覧をまとめてみました。段々と純正部品もなくなってきたので、あるときに買っておくのが良いとおもいます。
AW11 MR2を購入してから交換したもの一覧になります。古い自動車なので、プラスチックが割れたり壊れたり、錆びたりしています。今まで交換したものを紹介してみます。
プラグコード
プラグコードの交換履歴がわからない
いつ交換したのかわからない感じでした。ただ、見た感じ結構な期間交換されていないような感じでした。イグニッションコイルから出ているコードは端子が錆びていたし。。
というところで、純正の部品は当然のように出なかったので、社外品を購入しました。
自分の車に合ったプラグコードを購入してください。
これ。
交換前
交換後
交換は簡単。5分でおわりました。
まぁ、抜いて指し直すだけです。
長いことデスビキャップやイグニッションコイルが交換されていない場合は、端子からもげることもあるらしいです。取り外しが硬かったらかなり気をつけてください。
外したプラグコードを順番に付け替えていけば間違えることは無いと思います。ただ、新しい方のプラグコードは「何番のコード」というのが書いていないので、古いコードと長さを比較しながら付け替えていきます。
4番シリンダーだけ、デスビキャップ側の差し込み形状が違うので注意です。
これで、点火系は結構大丈夫になったと思います。
プラグ
エンジンはノーマルなので、標準熱価で交換しました。
私は一応、スレッドコンパウンドをちょっとだけ塗ってから組み付けるのが好きなので、ちょっと塗って組みました。ほんとちょっとだけ、ネジ部分につけるだけで良いです。
シフトブーツとシフトノブ
シフトノブがボロい
なんか表皮がだいぶ傷んできてしまって、あまりきれいな感じではなかったのです。手に触れる部分なので、新しくしました。ついでに、シフトブーツも取り替えしておきました。
TRDのシフトノブ 本革巻シフトノブ 5速MT用 MS204-00004
TRDのシフトノブを購入しました。純正オプションっぽい感じだし、質感もなかなか良い感じがします。
ただ、これ買って取り付けた後に気づいたのですが、MR2は適用しないんですね。。AW11のMR2には何も加工なしにねじ込むだけで取り付けできました。なんで適用しないって書いてあるんだろう。よくわからないですね。
シフトブーツはこちらを利用しました
10年以上前にNBロードスターに乗っていたときに利用していた「コレミヤ」さんで購入しました。周りのワイヤーも一緒についてくるので、そのまま取り付け出来ます。こうなると、ハンドルまわりも張り直ししたい感じになってきました。だんだん車と仲良くなってこれたと思います。
クラッチ・ブレーキペダルのゴムの交換
もともと付いていたゴムがちぎれていたので交換しました。カッチカチになって、こんな感じでちぎれていました。
部品番号は31321-12030になります。
新品のゴムは、むっちむちです。取り付けは、外してかぶせるだけです。きれいになりました。
ブレーキペダル、クラッチペダル、両方とも同じ部品です。
全平型ヒューズ
一応、全部変えておきました。見た感じ全然交換されていない感じがしたので、予防的にすべての平型ヒューズを変更しておきました。
AW11 MR2の平型ヒューズの数
数はこんな感じです。ヒューズはすべてモノタロウで購入しました。5個セットで99円+税で購入することが出来ました。必要な数を書いてあります。同じ数字のところに交換しておしまいです。
5Aの平型ヒューズ 合計1個
7.5Aの平型ヒューズ 合計4個
10Aの平型ヒューズ 合計 5個
15Aの平型ヒューズ 合計8個
20Aの平型ヒューズ 合計3個
30Aの平型ヒューズ 合計4個
交換は特に難しいことはないですね。工具を使って上に引き抜いて、同じアンペア数のヒューズを差し込んでおしまいです。工具はこれを使いました。
念の為、接点復活剤を吹いてからヒューズを差し込むようにしました。
接点復活剤はこれを利用しました。これも念の為ですね。
あと、確か緑と黄色のヒュージブルリンクも一緒に変えた気がする。
リレー
一応、部品の出るリレーは交換しました。部品は以下のとおりです。5個あります。この辺りは汎用の部品なのでまだまだ、新品が出ます。
スターターリレー 1個
(28300)スターター リレー 部品番号 28300-16010
メインリレー 1個
リレー、エアコン 2個
(90987)リレー,エアコン 部品番号: 90987-02004
ファンリレー 1個
(90987)ラジエータ ファン リレー 部品番号:90987-03001
交換された形跡がないエンジンルーム側のリレー関係を全部交換しました。画像では1個リレーを外してしまっていますが、全部で5つあります。メインリレー、EFIのリレーなど重要なリレーが詰まっています。壊れるとシステム全体が止まりますね。
マイナスドライバーで爪をかるーく、やさしく持ち上げながら上に引っ張れば抜けてきます。熱や経年劣化でもろくなっていたのか、リレー側のプラスチックは割れやすくなっていました。再利用するときは気をつけましょう。
取り出したリレーたち。おつかれさまでした。
ヘッドライト + LEDバルブ
汎用の角型のヘッドランプに交換しました。ついでにLEDバルブに交換しました。やはり、ガラスの物の方が当時の感じが出てよいとおもいます。
LEDバルブはこれ。真っ白ではなく、ちょっと電球色っぽい感じで良いです。
ボンネットエンブレム
白くなってボロボロだったので、新品に交換しました。再販のプラスチックのものが今でも新品で手に入ります。
部品番号と部品名は
【部品番号】75331-17H90
【部品名】フロントエンブレム & オーナメント
でした。
今回はモノタロウで6,500円+消費税で購入しました。
交換は全く難しくないです。古いのを上に引っ張ると取れます。そして、穴が3つ空いているので、そこに合わせて適度な力で叩き込めばOKです。数分で交換完了です。やっぱりきれいだととてもいいですね。部品が出るうちに、いろいろ新品に交換しようと思います。
燃料キャップ
AW11 MR2の燃料キャップを交換しました。特に問題はなかったですが、くたびれていたので新品に交換しました。
ピッカピカになりました。
ホイール塗装修理
もともと、カッピカピになってしまっていたので、塗装をしてもらいました。
板金塗装屋さんにお願いして、塗ってもらいました。かなりきれいなって良いと思いました。つやつやピカピカです。
フロアマット
特に純正が傷んでいたわけではないですが、一応保護目的で買いました。受注生産で作ってもらいました。専用設計なので、ピッタリです。
運転席側
助手席側
Cピラーのプラスチック部分
初期型のMR2だとよく割れるます。パッキパキで触れると粉々になる感じです。
こちらの、I CRAFTさんで作ってもらいました。FRPで作ってもらっています。
こちらの薄めのモールを付けると、より純正っぽい感じになります。
ボンネットのクッションゴム
エンジン側、フロント側ともに交換しました。交換前のゴムはパッキパキで弾力なしでした。
部品番号は、「90541-15111」になります。他の車種でも共通なので、まだまだ部品は出そうですね。
エンジンヘッドカバーの塗装修理
塗る前
塗装後
塗装は羽鳥鈑金塗装工業所さまにお願いしました。いつもありがとうございます。
当時の雰囲気を壊さないように、色味を調整してくれました。
エアコンの輪っか
助手席側のリングが粉々になってしまったので、リプロ品の新品に交換しました。
2023年、3Dプリンタを導入したのでエアコンの輪っかを作成しました。そのうち量産して消耗品として量産したい。
タイヤ
中華の謎タイヤが付いていたので、直ぐに交換です。ネオバにしました。ハイグリップで安心感が半端ない。
純正サイズ185/60/R14はもう最近あまりないので、納期に1ヶ月位かかりました。お願いは、いつもお願いしている町田のタイヤ屋さん「タイヤ安売り王」にお願いしました。いつもありがとうございます。
メーターのLED
T10×7個
T5×5個
全てのLEDを交換するには、上記必要です。いつもの「まめ電」で購入しました。
メーター盤は純正色っぽい緑にしてみました。
ウインカーリレーの交換と、バルブを全部LEDに交換
ウインカーバルブ、ポジション球、ブレーキランプ等全部LEDにしました。ウインカーのバルブはLED交換するとハイフラッシャー状態になるので、ウインカーリレーをICリレーに交換しました。
ウインカーリレーは以下
・ウインカーバルブ
前後のバルブ
左右のバルブ
ポジション球
ブレーキランプのバルブ
バックのランプ
ドアノブのハンドル後ろのプラスチック
割れ散らかしていたので交換です。運転席側、助手席側共に交換しました。交換方法は簡単で、ビスをプラスドライバーで1本外して、取り付けてもとに戻すだけです。
運転席側、助手席側共に以下の部品番号。2つ購入します。
【部品番号】69277-14030-11
【価格】600円+消費税
きれいになりました。
Tバールーフのウェザーストリップ
Tバールーフのウェザーストリップを交換しました。水漏れはあまりしていなかったのですが、結構くたびれていたので新品に交換しました。
手順を紹介します。
まず、ガラスの受け口のカバーを外す
ビス2本で止まっています。これを外します。前後共に外します。
前側
後ろ側
シートベルトを外して、内装を剥がす
14mmで止まっているシートベルトを外します。
そして、Aピラーの内装、および座席の横の内張りを剥がします。剥がすときは、内張り剥がしがあるととても便利です。私はこれを使っています。いろいろな種類があると、状況に応じて使い分けれるので、とても便利です。
座席後方の内張りはビスが3本、クリップが1本で止まっています。一番下のやつを外すと、ネジが隠れているのでそれを外します。そして、天井と座席後方のところのビスを外します。この4本を外すと、後はクリップで止まっているだけです。内張り剥がしを使って剥がします
Aピラーの内装は、特に難しくないです。引っ張れば取れました。内張り剥がしを使っても良いと思います。
Tバールーフのガラスの受け口の裏にあるナットを外す
ウェザーストリップ側から生えているボルトに、車内からナットで止めている状態です。これを2つ外します。このナットを外すために、内張りを剥がさないといけないです。
TバーのTの部分のネジを2つ外す
これを前後2つ外します。
これで、ウェザーストリップを留めているものはなくなりました。
あとは、はじっこから引っ張って剥がしていくだけです。
取り付け時に気をつけること
私の個体は、ウェザーストリップを固定するレールのネジに錆がほとんどなかったのですが、錆びている場合は交換したほうが良いでしょう。
あとはレールにはめていくだけです。水漏れ対策でブチルなどで埋められている場合などは、キレイに剥がしましょう。レールにはめるときにも、内張り剥がしの先端を使うと効率的に取り付けができます。
しつこいですが、これがおすすめです。かなり効率上がります。
取り付け後の感想
もう、ゴムがむっちむちです。ガラスを取り付けたり、ドアを締めたりするのがきついです。これで、しばらく安心して乗ることができると思います。
純正部品が出るうちに、交換出来てよかったです。
ルームミラー
ルームミラーがずれる
軸の部分がゆるくなっていて、駐車場に止めておくと斜めになってきていました。裏のプラスチックもぼろぼろで、鏡部分も劣化していたので気になっていた部分です。部品も出るみたいなので新品に交換しておきました。
ルームミラーの交換はかんたん
カバーを後ろにずらすとプラスネジが2本あるので外します。
これで外れるので、新しいのをつけて完了です。すぐに交換することができます。部品はこれです。
ウインカーレンズ
ウインカーレンズが白く濁っている
白く濁っていたのですべて交換しました。遠目にはよくわからないんですけどね。あと、ガスケット類もカピカピのボロボロだったので、水がレンズ内に入ったりしていました。ガスケット類も全部交換しました。
今回はすべて純正品を利用しました。どこか別の車種の部品と共通なんだと思います。しっかり部品が出ました。横のウインカーレンズは交換するとこんな感じです。オレンジ色がとてもキレイに出ます。その下のゴムのガスケットも新品にしています。
フロントのウインカーレンズも交換しました。左側が古い方で、すこし濁っています。
交換は簡単です。サイドのウインカーレンズはマイナスドライバがあれば取れます。フロントもプラスドライバがあれば簡単に交換出来ます。細かいところですが、ピカピカになると気持ちが良いものです。総額4千円位でできるので、とてもおすすめだと思います。
バッテリートレイ
バッテリートレイがなかったので買いました。
ルームランプのカバー
交換しました。部品はこれです。
取り外し、取り付けは特に難しくないです。マイナスドライバで優しく持ち上げると、レンズが外れます。取り付けは割らないように構造を見ながら取り付けます。
レンズの横側を少し押す感じに取り付けると入りやすくなります。で、取り外したのはこれです。
左が新品、右が古いやつ。新品と比べるとかなりくすんでいます。30年以上経過しても部品が出るのは良いですね。多分、80年代の他の車種と共通なのだと思います。
あとは、ついでにいつ替えたかわからない電球も取り替えておきました。LEDのやつにしました。
古い電球には、真鍮によくでる青い錆みたいな変なのがこんもりついていました。
とても細かいところですが、交換すると気分が良い感じがします。今後は、でかい錆をなんとか修正していくようにします。
湿気取りの設置
トランクと室内に、湿気取りを置きました。湿気取り置くと、かなり湿気を吸ってくれます。それだけ湿気まみれなんですね。。
一応、消臭効果のあるものをおいています。車用ではなく、普通のものを置いています。
内装の毛羽立ち・毛玉を取る
内装に毛玉が多かったので、毛玉取りでとりました。
取る前
毛玉取った後
普通の衣服用の毛玉取りで取りました。やり過ぎは良くないですが、かなり綺麗になったと思います。
エアコンコンデンサ
MR2のエアコン、今はまだ効いているのですがいつ壊れるか分からない状態ですね。なので、部品だけでも集めておこうかと思い色々部品を集めています。
まずは、コンデンサが傷んでいたのでまずはコンデンサの新品を探してみました。
国内で探してもらったのですが、在庫はありませんでした。
まぁ、ないですよね。。部品番号は「88460-17040」です。
アメリカに在庫があるぞ
ebayを探していたら、発見しました!ebay、特に問題なく商品到着します。
2021年6月20日現在、送料込み、関税込みで日本円で総額3万円くらいでした。
だいたい、2週間位で到着しました。
日本にまた戻ってきました。おかえりなさい。
結構、部品はアメリカに在庫あるみたいですね。まぁ、コンデンサだけあれば何とかなるでしょう。きっと。
車両火災に備えて小さい消化器を設置しました
古い車両なので、万一に備えて設置しました。購入したのはこれです。
小型でドアポケットに配置できます。
二酸化炭素で初期消火ができます
二酸化炭素を利用して初期消火ができます。粉ではなく二酸化炭素で消化するため、使用後も比較的簡単に復帰できるみたいですね。
窓ガラスを割ることができます
窓ガラスを割ることができます。万一、パワーウィンドウが動かなかったり、ドアが開かない状態になったらガラスを割って脱出できます
シートベルトを切断できます
万一、横転などしてシートベールが外せない場合などに切断することができます。
ドアポケットの中に置ける小ささです
こんな感じで入ります。何かあったときには、すぐに利用ことができる状態になります。
万一に備えて、設置しておくと安心かもしれませんね。他の人が困っているときにも利用できるかもしれません。
シールはがしで劣化したステッカーを剥がして貼り直し
こんな感じによくわからない状態になっていました。多分、オリジナルのOKシールだと思うのですが、影も形もなかったので剥がしました。
中から見るとこんな感じです。汚いですね。
今回は、このシールはがしを利用しました。液がゼリー状で縦になっているところでも安定して利用できるとのことでした。
結果は、かなり良いです。多少垂れるのですが、ガラス面でも問題なく利用できます。使い方は、シールののり部分に塗って、5分くらい待って付属のヘラで取り除きます。とても気持ちよくキレイにシールの糊が取れていきます。
一回だと取り切れなかったので、二回行いました。二回目の様子です。
今回はガラス面のシールだったので、このガラスコンパウンドで仕上げて完了です。
どこについていたかわからなくなりました。なんの写真かわからないですね。。
内装の注意書きシールを剥がす
運転席側のステッカーも貼り直します。剥がれかけて、文字もかすれています。これ、正式名称は「エキゾーストテンパラチャ コーションプレート」というらしいです。部品番号はこちらです。
部品番号 74517-32050
値段 240円 + 税
使い方はさっきと同様です。残ったのりの部分に液を染み込ませていきます。この場所は、内装だったのでヘラはあまり使わないで雑巾でゴシゴシこすりました。シールののり部分がポロポロ落ちていきます。
そして、パーツクリーナーで脱脂して新しいステッカーを張り直します。当時の注意書きステッカーが新品がまだ出るのが良いですね。
ぴかぴか!
この辺、細かいところですが新品になるととても気持ちが良いものです。部品代もそんなに高くないので、ぜひ試してみてください。
というわけで、このシールはがし最高です。よく取れるし、便利です。是非試してみてください。
フロントガラス
もともと純正のガラスだったのですが飛び石で軽くヒビが入ったりしていたので、交換してもらいました。AGCのクールベールです。純正よりも透明度は少し下がる感じがしますが、紫外線をカットしてくれるのと、ガラス上部にぼかしが入っていて今っぽいです。
今でも新品の部品が出るのはとてもありがたい。ついでに錆も直してもらいました
リアスピーカー交換
リアのスピーカーを交換しました。ボロボロのグズグズになっていたので交換です。サイズが特殊なので要注意でした。
バッテリーのプラスターミナルの交換
これもぼろかったので交換しました。特に何かが変わったわけではないですが、きれいになりました。
アーシングの配線をきれいにした
ゲルコートチューブで覆い隠すことで、とてもすっきりさせることができました。これはよい。
2022年10月 エンジンブローからのエンジンオーバーホールをしました
冷間時のエンジン始動時に少し白煙を吹いていたので、ちょっと嫌な感じがしたので見てもらいました。結果、ほぼエンジンブローしていました。
こんな感じで、メタル流れ一歩手前でかなり危ない感じでした。危ない!
結果、ボーリングして、ハイコンプピストン+ビッグバルブというノーマル+αくらいのエンジンに仕上げてもらいました。
使用済みのピストンはこんな感じでした。頻繁にFuel1などの燃料添加剤を入れていたので、インテーク側だけ結構きれいな状態になっていました。ピストンリングの状態は良かったようで、吹き抜けは少なかったです。
ヘッドガスケットは普通でした。
ついでに、燃料ポンプの交換とタンクの洗浄、ドライブシャフトのリビルト、ステアリングラックのリビルト、ブッシュ類のフルオーバーホールなどなど、交換をしました。びっくりするほどしゃきっとしています。これが、本来の姿か、、
2023年2月追加 リアスピーカーを交換した
リアスピーカーがボロボロのぐずぐずになっていました。なので交換をしました。フロント側も交換しました。
しっかり音が出るようになって、快適です。
2023年2月追加 バッテリーターミナルを交換した
プラス側のバッテリーターミナルを交換しました。特に何かが変わったわけではないですが、きれいになって気持ちがよい感じです
2023年2月追加 エンジンルームのアーシング配線をきれいにした
ゲルコートチューブを使って、配線をきれいにしました。見た目がとてもすっきりして、良い感じです。
2023年2月追記 アイドリングが不安定な件を調査
調査しました。どうも、電気負荷が上がる→オルタネータの負荷が上がる(重くなる)→アイドリングが下がる。という流れのようです。どうかなぁ。。。
2023年3月追記 電動ファンが回らない
電動ファンの調子が悪く、片側が回らないような状態だったので修理をしました。
あと、ピカピカレインで磨いたら艶々になった。
2023年5月追記 運転席側のワイパーブレードの長さを長くした
長くしました。結構いい感じ。ふき取り面積が大きくなって、とても快適になりました。
2024年8月 ヒューズボックスのシールを張り替え
張り替えました。yahooオークションで購入したものです。元の状態のものははがれかけていたので、ピッカピカになりました。細かいところですが、とても良いと思います。
AW11 MR2は壊れやすいのか?
壊れやすい印象はないです。しっかりしていて安心感があると思います。古いけど使い込まれたよい機械な感じがしています。
今まで経験した故障の原因としては、すべて経年劣化によるものでした。もう35年以上経過している個体なので、プラスチック、ゴム類、さびやすい箇所は劣化しているのが当たり前だと思います。
エンジン,フレーム、電装、基本的に単純で信頼性の高いものだと思います。今の自動車みたいにブラックボックスになっていて、交換以外に修理できない。ということもない印象です。
旧車の中では結構維持がしやすい車種だと思いました。
まとめ
購入時に気をつけたほうが良いところをまとめてみました。とにかく本体の錆に気をつけてください。腐って無くなっている様な箇所が多いなら、購入を見送ったほうが良いかもしれません。
でも、今の車にはない楽しい自動車だと思います。価格もどんどん上昇しているので、欲しい人は今買っておきましょう!
別の自動車のこと
最近、マツダ AZ-1を買いました。直してるのでどんどん修理したところを書こうと思います。