どうにもアイドリングが安定しないことがあったので、いろいろ調査と部品交換しました。症状的には、完全にエンジンが暖まった状態(2時間くらい移動した後)でアイドリングが下がって600rpm以下になることがある。という症状です。
常に再現性がないので、厄介ですね。。一つずつ原因をつぶしていくということで、いろいろ調査しました。
バキュームセンサー交換
アイドリングが不安定になる、ということは空気の量の計測がうまくいってないのか?ということで一番初めに疑いだした箇所です。
バキュームセンサーの新品は国内にはない
国内では新品部品が無くなっていました。ebayで調べた結果、海外には新品がまだ存在しているようだったので新品を購入しました。
これです。
古いのはぼこぼこ
よくわからないですが、とにかくボロボロです。30年以上前の物体なので中身は傷んでいる可能性があります。
新品への交換は取り外してつけるだけ
取り外してつけるだけです。外しにくい場所にあるわけでもないので、すぐに取り外し・交換することができます。ピカピカになりました。
変わったか??
何も変わらん。。ということでバキュームセンサーは関係なかったです。とはいえ、古い部品には変わりないので、交換できるなら交換してしまおう。ということで結果よかったと思います。
ECUの交換
次に疑ったのがECUです。正常品のECUをお借りして、動作を確認してみました。いままで使っていたECUでも特に問題なさそうなのですが、何があるかわからないのでとにかく交換して様子を見ます。
結果
結果、変わらない!しばらくするとアイドリングが低くなります。取り急ぎ、元からついていたECUは正常であるということが証明されました。
バキュームホースの交換と修正。あとエアバルブの掃除と調整
一か所、間違っていた箇所があったので修正です。電気負荷が上がると、バルブが開いて空気の量が多くなる=アイドリングが上昇する仕組みがあるのですが、そのバキュームホースのつなぎ間違いがありました。ついでに、ホース自体も劣化していたので新品に交換です。
このスロットルから出ている2本のホースの接続先が逆でした。ケアレスミスですね。なので、常に空気を吸っている状態 = アイドリングが高いでした。
あと、4AGでよく壊れるエアバルブも掃除を行いました。特にアイドリングが高いということではないので関係はないと思いますが、一応。
調整・掃除した結果
うーん。電気負荷がかかると800rpm→1000rpmへアイドリングが上がることは確認できました。ただ、アイドリングが下がる症状が出ている状態だと、電気負荷がかかった状態で800rpmくらいまで落ち込みます。電気負荷が無くなるとさらに600rpm~500rpmくらいまで落ちるので結構ぎりぎりですね。
正常にはなったけど、変わらん。。。
デスビキャップとイグニッションコイルの交換
点火系かな、、ということでまずはデスビキャップを交換しました。結構端子部分が荒れていたのと、減っていたので新品に交換しました。
新品はこれです。
ついでにイグニッションコイルも新品に交換です。そうそう壊れないとは思うものの、古いのでとにかく交換です。
結果
点火系が新品になったので、力強くはなりました。エンジンのかかりも最高になりました。が、、、アイドリング不調は解消されませんでした。
まぁ、調子が良くなったのでよし。
アイドリング不調の原因。気づいたこと
そして、上記いろいろやって調査を進めていって、やっと原因が分かった気がします。が、、どうやって直せばいいんだ。
最終的な原因
結局、アイドリングが不安定になる原因は【電気負荷増大による、オルタネータの負荷増大】が原因っぽい感じで決着しそうです。どうも、ラジエターの電動ファンがまわっているときに症状が発生しています。
- ライトをつける、エアコンのブロアを付けるなどの普通の電気負荷かかる1000rpmで安定。
- これに追加でラジエターの電動ファンがまわるとオルタネータの負荷が大きくなって、800rpmまで落ちこむ。
- 電動ファンがまわっている状態でライトを消す、ブロアを止めると、600rpmまで落ちこむ。時にはエンストする。
という挙動を確認しました。なので、これはどうしようもないですね。
消費電力が大きいことが原因だと思うので、バッテリー容量を上げても、オルタネータの容量を上げても根本的に解決する気がしない。オルタネータもリビルトに交換済みなので、基本不具合とかはないと思います。バッテリーも新品に交換済みなので、問題ないと思う。
取り急ぎ電動ファンに油指して動きを良くしたり、アーシングするなどして様子を見るようにしてみます。
古い自動車は難しいですね。。。頑張りましょう