こんにちは。私です。
以前から気になっていたM5スタックを利用した「スタックチャン」を作成してみました。スーパーカワイイロボットです。
スタックチャンとは
スタックチャンとは、githubで公開されているオープンソースのロボットになります。何ができるかというと、「何もしない」をしてくれます。表情を変えながら、きょろきょろしてくれます。
プロジェクトは以下になります。
本体は3Dプリンタで作成し、ファームウェアも公開されています。簡単にできるかと思うのですが、結構コツは必要でした。サクッとできるというよりは、いろいろ調整しながらいい感じに動くように育てていく感じです。
中級~上級者向けかと思います。
買うもの
以下のものを買いました。
M5Stack Core2 for AWS – ESP32 IoT開発キット
スタックチャンの本体になります。Core2でもいいのですが、一旦AWSのIoTキットを買いました。お仕事でAWSもかなり使っているので、練習でいろいろできるかもと思ってAWSのIoTキットにしました。
こんな感じです。黄色い本体になります。
サーボ
スタックチャンを動かすやつになります。これが、結構難しい感じでした。
購入したのは以下です。SG90というサーボになるのですが、これがどうにも扱いが難しい状態でした。
これなのですが、どうも起動の電圧が高すぎたりするとスタックチャンの頭が重く、慣性が付きすぎてプルプルすることを確認しています。これの対応方法なのですが、こんな感じにサーボと軸の間にゴムを挟んで動きを渋くすることで対応しました。
以下のサイトを見ながら対策しました。
きつすぎず、緩すぎずな感じにゴムを挟んで抵抗にするとよい感じに動くようになりました。こんな感じに挟んでいます。これは、あれですね。バイクのブリーダーキャップに穴をあけて取り付けしています。ピッタリだった。
SG90の振動対策
SG90ではない、高めのサーボにすると収まるのかな。気になるところです。
作成を簡単にする素敵な基板【Stack-chan_Takao_Base】
これも購入しました。これがあると、サーボとスタックチャンの接続がかなり楽になります。また、電源をとることもこの基板からとれるようになるので、電源の線もすっきりします。
細いネジ
後は、ほそーいネジ類を購入しておきました。2mmとかのすごく細いタッピングビスを購入しています。
容量の小さいSDカード
設定の書き込みで必要になります。32GB以下の小さい奴じゃないと動かないみたいね。なので、16GBのものを用意しました。
3Dプリント
3Dプリンタで筐体を作成していきます。色々種類はありますが、一旦以下で作成しました。一体どれで作るのが正しかったのかしら。。よくわからんね。
今回は透明なレジンで作成したよ。昔はやったスケルトンボディです。
作成
3Dプリンタで筐体をプリントしたら、いよいよ作成です。
以下のサイトを見ながら組み立てを行いましたよ。
ハマるところにしかおさまらないので、とても簡単でした。
ファームウェアの書き込み
書き込みに関しても、結構大変でした。
公式のファームウェアの書き込み、設定だとサーボが動かない
M5Stack Core2 for AWSと、Stack-chan_Takao_Baseの基板+SG90のサーボを使った構成だと、どうしても動きませんでした。
以下の手順に従って、スタックチャンのファームウェアの書き込みをして、さらに設定を変更するためにBLEを接続可能にしてサーボをSG90とかのPWM制御のものにしても、サーボは動きませんでした。悲しみ。
設定自体は変更できていたみたいで、顔のデフォルト変更の設定調整はできたのですがどうやってもサーボが動いてくれませんでした。謎。
というところで、以下のサイトの手順に従ってM5Stack Burnerを使ってAIスタックチャン2のファームウェアを導入しました。
手順的には
- windowsのドライバをインストールして認識できるようにする
- M5Stack BurnerでAIスタックチャンのファームウェアを書き込み。
- SDカードに設定をWIFIの設定を書き込んで、起動
設定は以下を参考にして記述して起動します。
三つの作業でばっちり動くようになりました。
組み立てと試運転
組み立ては組みあがるようにしか組みあがりませんが、3Dプリントの精度によってはずれたりするかもなので、適宜穴開けたり、レジンで盛ったりしながら調整していきました。今回は、分解してコンパクトに仕上げました。
手順は以下のサイトを見て行いました。
きょろきょろ動いてくれます。何もしてくれないをしてくれています。
裏側はこんな感じ。顔以外は結構スカスカです。
というところで、難易度は結構高めでした。サーボの部分に関してはかなり苦戦させられるかもしれないです。以下のサイトを元に、詰め物をして回転の抵抗を高めるとかなりいい感じに動くようになりました。
簡単に。とはいきませんでしたが、ぜひ挑戦してみてください。では。