2019年に今更ながら買いました。6年ぶりのバイク返り咲きです。
ノーマル車両

マジェスティSV
ノーマルの車両です。リアブレーキがディスクの「マジェスティSV」になります。SG01Jになります。おそらく1998年くらいの型式です。年式相応ですが基本的にとてもきれいな個体です。
スクリーンの延長と、ETCだけ装着してもらいました。快適装備以外、基本改造は何もしない予定です。
バイク屋さんのお友達が当時新車で購入して放置していた車両とのことで、1オーナー車になります。250ccだと素性不明なことになりがちですが、とてもラッキーでした。
確か乗り出し10万円しなかったと思います。お買い得だったかと。
走行距離
走行距離は購入時に2万7千キロ、2025年10月現在5万1千キロになっています。結構、走行距離伸びていますね。過走行の部類になるかと思います。
フォークのオーバーホール、ステムのグリスアップ、ブレーキキャリパ前後オーバーホール、冷却系の部品交換、ジェネレータ、レギュレータ新品交換、タイヤ新品交換などなど、基本的な部分は全部オーバーホール、新品交換してもらった車両なのでとても状態は良いです。
こちらのバイク屋さんオートサービスクリームさんで購入しました。頼りになるバイク屋さんです。レースもされているとのことで、知見がすごい。
現在は、私の方が引っ越しとかしてガレージを手に入れたので自分でバラバラにできる環境があるので自分で作業をすることも多いです。たまには行こうかな。。
燃費と最高速度
燃費は高速道路のみ走ったときで36km~38km/L、市街地を走っても34km/Lを割ることは無いです。燃費もよくパワーもそれなりにあるので、良いかと思います。
最高速度は120km/hまでは確認しています。新東名で120km/hを確認しています。でも、あんまり巡行できる感じではないです。ほぼ全開で走り続ける感じです。快適に巡航するには110km/hが限界です。90年代のビッグスクーターなので、こんなものでしょう。
以前ちょっと乗っていたホンダのフォーサイトだと、100km/h以上は厳しい感じでした。マジェスティの方が走行性能は良い印象です。
T-MAXにも乗っていましたが、スクーターというよりバイクだったので比較対象では無さそうです。
トラブル
今まで発生したトラブルは以下です
エンジンが左右に振れる
洗車していると、ふと気づきました。リアのタイヤを持って左右に揺らすと、結構左右に振れていました。覗いてみるとマウントの横のロッドみたいなやつがガタガタです。
最近、走行中リアタイヤがなんだかヌルヌル・ムズムズするなーとか、思っていた感じです。これが原因でした。
これを交換してもらいました。新品の純正部品まだ出るみたいですね。交換後は改善されました。とてもしっかりしています。
取り外したステーはゴムがちぎれで、ガタガタでした。
駆動系を全部交換
2025年4月全部交換しました。
交換前はこんな感じでした。クラッチアウターが焼けてしまっているのと、プーリーもウェイトローラー部分が摩耗してへこんでしまったりしていて、良くない状態でした。大体5万キロ経過した状態です。

マジェスティSV
交換後はこんな感じです。全部ばらして洗剤でケース内をぴかぴかにして組付けなおしました。

マジェスティ250 駆動系オーバーホール
KN企画のパーツで全部揃えました。
KN企画のプーリー補修キットを購入したよ

マジェスティ250 プーリー
プーリー類一式入っている感じです。プーリーとスライドピース、プーリーボス、ランププレートが入っています。ウェイトローラーも入っていますが10gと軽いので他に購入しました。
プーリーのフェイス
こっちも減っていたので購入しました。新品はよいですね。
ウェイトローラー
こちらはドクタープーリーのものを購入しました。通常のウェイトローラーではなく、変わった形のウェイトローラーです。純正は一個の重さが18gですが、16gにしました。
6個入りになります。マジェスティ250のローラーの数は8つなので2セット購入しました。

ドクタープーリー16g
駆動ベルト
一旦強化ベルトにしました。なんでもいいのですが、一緒に購入できるKN企画のベルトにしました。とくに何かが変わることもないな。
セカンダリ側のやつ
こっちの溝類も何やらすり減ってガタが出ていました。中途半端にリフレッシュするのもよくないと思ったので、全部新品にする!ということで購入しました。
新品はぴかぴかでよい。とくに性能は変わらない感じです。ちょっとスムーズになったかな。
クラッチとクラッチハウジングとクラッチスプリング
クラッチハウジングも焼けてしまっていたので、全部新品にしました。これは、注意が必要です。初期型のマジェスティとSG03Jのものとちょっと大きさが違います。
クラッチアッセン”] クラッチアウター”]初期型の場合は小さいクラッチになります。
クラッチスプリングは純正を買いました。5万キロ走行したスプリングは少し劣化していたのか、長さが短くなっていました。減速→加速がきびきびするようになったかな。
あと、ケースのパッキンもボロボロだったので純正新品をしておきました。

ブレーキのオーバーホール
リアブレーキがちょっと引きずりがあったのでオーバーホールしました。ピストンは問題なさそうだったので、キャリパーのシールキットを使ってオーバーホールしました。結構、溝に汚れがたまりまくっていたのできれいにしました。
後、リアのディスクも減りまくっていたので新品を購入しました。これね。SG03Jとは別のものになるのでマジェスティSV用を購入しましょう。数がとても少ないんだよね。
一緒にフロントのブレーキのオーバーホールをしておきました。
リアブレーキの引きずりもなくなって、スムーズになりました。
全部バラバラにして清掃
点検も兼ねて、バラバラにしてきれいにしました。内部の埃まで全部きれいにして、ぴかぴかにしました。何処からもオイル漏れなどもなく、状態は良い状態だと思いました

マジェスティSV オーバーホール
掃除前は汚い。タイヤも減っていたので新品に交換。

マジェスティSV 掃除前
掃除後はピッカピカ。

マジェスティSV 掃除後
ホイールも謎の汚れが多くて汚かったので掃除しました。
掃除前。なんか落ちない錆びなのか、何なのかよくわからん汚れが付きまくっていました。

マジェスティSV ホイール掃除
掃除後。ボンスターつかって少し擦るとすぐに落ちてくれました。

マジェスティSV ホイール掃除
ボンスターはこちらの記事でも紹介しています。いいね。

加速ポンプのパッキンの修理
最近少しかかりが悪くなってきていました。1日以上停車しているとかかりが悪くなります。オートチョークは生きているみたいで、症状的にはどうもフロート室に燃料が足らない感じでした。エンジンかかってしまえばかなり調子はよいのですが。。
というところで調査してもらったところ、加速ポンプのダイアフラムが少し痩せていて、ほんの少しだけ漏れている感じがしていました。スロージェットも少しだけつまり始めていた感じみたいで、交換・オーバーホールとなりました。
どうも、マジェスティのキャブモデルだと加速ポンプの不具合多いみたいですね。この辺の部品です。部品が出るだけでありがたい。
燃費の悪化はなく、かかってしまえば調子も良かったのですが、ちょっとだけ不具合があったみたいですね。すぐ気づいたのと、ひどい漏れではなかったので、走行不能などにはなりませんでした。
キャブのダイアフラム交換
キャブのダイアフラムも交換しておきました。とくに不具合は無かったですが恐らくかなりの期間交換していなかった可能性があります。高いですが純正にしています。
古い奴はプラスチックの部分が変色して黄色くなっています。少しヒビ的なしわっぽいものもあるので、交換してよかったかも。ゴム部分も薄くなっている感じがしました。これでばっちり。

マジェスティ250 キャブダイアフラム交換
シートの表皮張り替え
張り替えました。表皮が伸びやすく、とても張りやすいシートの表皮でした

走行は快適で文句なし

マジェスティSV
250ccのスクーターなので普通のバイクに比べると非常に遅いです。しかし、とても静かで移動が快適です。高速道路も無理なく普通に走れます。クラッチ操作がないので楽なのと、座面が広いのでタンデムも楽です。
ビッグスクーターなので、ツーリング楽しくないかといえばそんなことはないです。むしろ楽になったおかげでハードルが下がりバイクで出かける回数が増えました。
新東名の120km/h区間はかなり厳しいですね。大体110km/hくらいの巡航が限界です。
初期型マジェスティですが、あまり人気はないようです。個人的に90年代のデザインが好きな感じです。部品も安くお金もかからないし、ちゃんとマメに整備いれば頑丈なので故障知らずです。部品もだんだん出なくなってきていますが、簡単な構造で頑丈なので修理すれば乗り続けられる感じがしています。
もう旧車の部類になるので、今更このバイクを購入する人はいないかと思います。当時のお金をかけて作られたバイクって感じがします。
また他に何か発生すれば書いてみます。